歯列矯正をすれば、必ず歯並びはキレイになるでしょう。ただやっぱり、意図的に歯を動かすのですから、多少のリスクが生じる場合も。キレイになりたいからこそ知っておきたい、歯列矯正をすると起こりえる口内の異変について、歯列矯正を実際に行った筆者の実感からご紹介します。
歯列矯正に伴うリスク1「ブラックトライアングル」

ブラックトライアングルとは、写真のように、歯と歯茎の間にできる、三角形の隙間のこと。歯間鼓形空隙ともいいます。歯の形の都合上、逆三角形の形をした下の前歯周辺にとくにできやすい傾向があり、自然な歯並びの状態では隙間が埋まっている人も多いですが、歯を正しい並びに整えることによって歯間がどうしても広がってしまうため、基本的に歯列矯正をした人は避けられない症状と考えられています。歯間の隙間が多くなってしまうという意味では、抜歯して矯正する人のほうがブラックトライアングルができやすいかもしれません。
また、このブラックトライアングル、歯茎が下がるため、通常露出しない部分があらわになります。ですから、その部分から虫歯になりやすいことも。知覚過敏にもなりやすいでしょう。このブラックトライアングルができてしまうという意味でも、歯列矯正をした人は、とくにデンタルケアを慎重に行うことが必要になります。
最近では、ブラックトライアングルをなるべく回避するためのプランが検討できるケースもあるようなので、施術前のカウンセリングの際に、しっかりかかりつけ医に相談してみるといいでしょう。
歯列矯正に伴うリスク2「頬がこける」

顔周りがこける、よくいえば痩せる人も多いと思います。実際私も輪郭がすっきりしたと言われたことがあるのですが、かかりつけ医に聞いたところ、「正しい噛み合わせになったことにより筋肉の使い方が変わったので、肉付きに変化が出たのも理由の一つ」なんだとか。また、ブラックトライアングル同様、抜歯して歯が減れば、その分頬を支えるものが減るので、げっそりした印象になってしまうこともあるのだと思います。しかしこれも人によって差があるので、必ずしも変化として見られるものではありません。
歯列矯正に伴うリスク3「人中(鼻の下)が伸びる」「歯茎が見える部分が増える」

これはおもに出っ歯を直した人に起こりやすい症状かもしれません。というのも、筆者はまさにその出っ歯を直したので、正面から顔を見たとき、出っ歯が収まると同時にその上にのっていた唇も下がり、視覚的に鼻の下が伸びたように思えます。もちろんケースに寄りますが、同じ原理で、笑ったときに見える上の歯茎の割合が、矯正前より増えたように感じる場合もあるようです。
歯列矯正に伴うリスク4「舌グセが悪くなる」

最後のこちらはあくまで筆者個人の経験による話ですが、(裏側)矯正器具を装着している最中、器具が気になったり、器具に挟まった食べカスを取ろうとして、つい舌で器具を触ってしまうことが多々ありました。それがクセ付いてしまったこともあり、器具が無事取れたあとも舌で歯の裏側を触ってしまうことがしばしば……。今はまだ裏側に補強のワイヤーを付けているからいいものの、それを取ったとき、舌グセのせいでまた歯が前に出てきてしまったらと思うと、早急にクセを直す必要があると思っています……!
いかがでしたか?
せっかくお金も時間もかけてキレイになるために歯列矯正をするからには、しっかり事前にリスクも知っておきたいですよね。そのほうが、カウンセリングの際に歯科医に相談できたり、自分に合ったプランを考えることもできます。また、歯列矯正前後、そして最中に、対策として自分でできることを取り入れたりすることもできるでしょう。
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